会長挨拶

 全日本野球協会は、旧全日本アマチュア野球連盟から新法人に以降して3期目を迎え、業務も多様化してまいりましたが、歴史的には国際野球の窓口としての役割を担うことでありました。この点に関しましては、現在、野球・ソフトボールのオリンピックへの復帰という重要な課題があります。特に2020年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催されますので、IFであるWBSC(世界野球ソフトボール連盟)だけでなく、日本の野球・ソフトボール界の取り組みが非常に重要な意味をもってまいります。当協会としましては、WBSC、NPB(日本野球機構)、JSA(日本ソフトボール協会)ともしっかり連携して、オリンピック復帰に向けた努力を進めてまいります。

 また野球界が抱える大きな課題として、昨今、野球人口の減少が叫ばれております。少子化の影響以上に、野球をする子ども達が減ってきているということが指摘されており、これに対する施策を速やかに実施していく必要があります。これについても、野球界が一丸となって、底辺の拡大や、指導者のさらなる育成、そして子ども達の憧れとなるべき野球日本代表(侍ジャパン)の世界での活躍の発信など、子ども達が野球をする環境、野球をしたいと思える環境を整えていく必要があると考えております。

 最後に、近年のスポーツ競技団体は、コンプライアンスや、ガバナンスといった面について社会的に注目される状況となっております。野球界に対する社会の信頼と期待を一層高め、当協会がより大きな役割を果たしていくためには、自らを律し、自ら課題や問題を見つけ、改革・改善を行っていける組織であることが必要です。会長として、このような点についても注力し、責務を全うしてまいりたいと考えております。


2015年6月10日
一般財団法人全日本野球協会
会長 市野 紀生



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